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クリニックニュース 2019-9 |
生理痛は病気のサイン!? 痛くないのが正常 |
日本医師会企画「健康プラザ」より引用 |
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本来は痛くない生理(月経)痛
生理(以下、月経)中はある程度の痛みがあるのが当たり前だと思っていませんか。調査によると、3人に1人の女性が月経中に鎮痛薬を必要としていますので、そう思われても仕方ありません。しかし実は、月経はそれほど痛くないのが正常です。子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などの病気が隠れている可能性があります。最も多いのが子宮内膜症で、月経痛のある女性の約25%に認められます。
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子宮内膜症の持つリスク
子宮内膜症は子宮内膜組織に似た組織が子宮以外の部位で発生・発育する病気ですが、この子宮内膜症組織は月経時に月経血が腹腔内に逆流することをきっかけに発生し、月経を繰り返しているうちに子宮内膜症になっていきます。特に月経痛が強い人は、将来的に子宮内膜症を発症するリスクが高いので要注意です。子宮内膜症は進行すると月経痛だけではなく、月経時意外にも骨盤痛・排便通・性交痛といった痛みが起こることも多く、さらに不妊症につながる場合もあります。 |
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さまざまな病気を予防するために
月経痛を放置せず適切に治療することで、生活の質(QOL)や仕事の効率は格段に上がります。さらに、隠れている可能性のある病気を早期発見することで、不妊をはじめとする将来のさまざまな障害を予防することができます。月経痛がある場合は、早めにかかりつけの産婦人科医を受診しましょう。 |
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