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クリニックニュース 2019-10 |
香料による新しい健康被害も 化学物質過敏症 |
日本医師会企画「健康プラザ」より引用 |
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体調不良の原因は「香り」?
最近、香料付きの柔軟剤、石けん、洗剤、消臭除菌スプレー、化粧品、制汗剤、文房具などが広く出回っています。その香りは家庭内だけではなく、学校、職場、店舗などの施設、公共の建物、交通機関、そしてときには公園や道路にまで漂っていることがあります。
世の中には草した香りを心地よいと感じる人ばかりではなく、不快に感じる人もいます。さらに一部にはそれらの香りによって頭痛やめまい、吐き気、咳き込み、皮膚のかゆみ、眼・鼻・喉のヒリヒリ感、全身倦怠感、集中力低下などが生じる人もいます。
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化学物質過敏症の一種
これらの症状は香料による化学物質過敏症(CS)かもしれません。香料が含まれる製品は刺激が強くなったり、効果が長持ちするようになっています。香料による新たな「公害」であり、まさに「香害」です。
いったん香料による婦長を感じると、次から次へと身のまわりの物質に反応し、井蛙kつが不自由になることや、健康被害が広がり重症化することもあります。発症には個人差があるため、CS患者は周囲には「大げさ」「神経質」と受け取られることもあります。
また、香料を使った製品は、育児、保育の現場でも使用されており、婦長を訴えることのできない乳幼児に将来どんな影響があるのかも心配です。 |
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香料製品との相性を知ろう
残念ながら、現在のところCSを治す薬はなく、喚起や空気清浄機、活性炭入りのマスクを使っても効果は限定的です。治療としては、誘引となる物質を回避し、良好な環境で生活を続けるしかありません。
まずは使用している香料製品が、あなたに、また周囲の人に健康被害を起こす可能性があることを認知してください。 |
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