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クリニックニュース 2023-3

 

メニエール病 内耳からくるめまい・難聴

日本医師会企画「健康プラザ」より引用

 

症状と、その原因

 

メニエール病は、誘因なく10分から数時間持続するめまいを繰り返し、難聴、耳嗚り、 耳閉感などの症状を伴う疾患です。内耳には、聞こえに必要な蝸牛(かぎゅう)と、身体の平衡を保つために必要な前庭・ 三半規管があり、その蝸牛の中の内リンパ腔が拡張してむくんだ状態(内リンパ水腫)になって症状を起こします(図)。内リンパ水腫が発症する原因は不明ですが、リンパの増加や吸収障害が関係しています。ストレスによりリンパを溜めるホルモンが増加することも誘因とされています。一方、頭を動かした時に感じるグルグルしためまいは、前庭にある耳石が剥がれ落ちたことにより生じる良性発作性頭位めまい症で、メニエール病とは異なります。

2023-2-1
 

症状の特徴

 

子どもは全身の症状や、皮膚にかゆみが出たり赤く腫れたりすることが多いのですが、大人では口やのどだけに症状が出るケースが多くみられます。果物・野菜ではロ・唇のどに腫れやかゆみを生じ、全身の症状は起こらないことが多く、小麦では食物依存性運動誘発アナフィラキシ ーといって、因食物(小麦)を摂取しただけでは症状は出ず、摂取後2~4時間以内に運動をするとアナフィラキシ ーを起こしやすいという特徴があります。運動によって腸粘膜の透過性が高まり、未消化の原因物質が血液中に人って症状を起こすと考えられています。甲殻類では、ロ・唇のどの症状の場合も、食物依存性運動誘発アナフィラキシ ーの場合もあります。

 

検査と診断

 

聴力検在により低音を中心に聞こえにくくなっていること、平衡機能検在により眼振(*)の確認やバランス機能の低下を調べ、 さらに内リンパ水腫があるかを推定する検在を行い、診断します。最近では、造影剤を用いたMRI撮影で内リンパ水腫があるかを見る検在も行われています。
*眼振:眼球が痙攣したように動いたり揺れたりしている状態。

 

治療と対応

 

めまいや難聴が起こったら、耳鼻咽喉科医の診察を受けてください。薬剤の内服や点滴で治療しますが、改善がみられない場合には、内リンパの排出を促す中耳加圧治療も試みられています。メニエール病は日常生活の過ごし方に注意が必要な病気です。減塩や、十分な水分摂取、散歩などの有酸素運動を心がけ、ストレスの軽減に努めましょう。耳閉感やふらつきを感じたら無理をしないことが大切です。

 
 
 
 

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