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クリニックニュース 2019-6 |
男性の骨粗鬆症
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日本医師会企画「健康プラザ」より引用 |
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患者の4人に1人は男性
骨が弱くなって骨折しやすくなる骨粗鬆症は、これまで更年期から請うk例の女性に多い病気だと言われてきました。しかし2005年の調査で、わが国の骨粗鬆症患者の約4分の1が男性であり、骨粗鬆症を原因とした脚の大きな骨(大腿骨)の骨折の約4分の1がはやり男性に起こっていることがわかりました。
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男女の骨粗鬆症の違い
女性の骨粗鬆症は加齢に関連しておこることが多いのに対し、男性の場合は病気や薬、栄養障害などが原因で起こることが多いのが特徴です(表)。
そのため男性の場合、骨粗鬆症のリスクを判定する骨密度測定が、70歳以上の高齢者、骨の質が弱くなったり骨の量が減少する病気やっ薬を服用している人などに対して推奨されています。
また、筋肉量が減少したり筋力が低下するサルコペニアと骨粗鬆症を同時に起こす割合が女性よりも高く、この2つが組み合わさることで日ごろの運動量が減り、症状が悪化してしまう場合があります。 |
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早めの受診で骨折予防
骨粗鬆症による骨折をきっかけに寝たきりになってしまうケースがあるため、男女ともに注意が必要です。
現在では骨粗鬆症の研究が進み、早期の治療により骨折を大幅に防げるようになっています。また、転倒の予防も重要です。チェックシートに該当する項目があったり、気になる症状があれば早めにかかりつけ医に相談しましょう。 |
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